2025 / いくつかのお気に入り / Akio Nagase & Yukino Inamine

今年のお気に入りの新作日本盤の一つは、大阪を拠点とするアシッド&ダブの巨匠・永瀬暁と、沖縄出身の歌手兼三線奏者・稲嶺ゆきのによるコラボレーション作品だった。世果報藍風(ユガフ・アイカジ)は原宿のレーベルGlocalよりリリースされ、ユキノの故郷・沖縄の琉球民謡を再解釈したアルバムとなった。トリッピーでサイケデリックな電子音が伝統を包み込み、相乗効果を生み出す作品だ。この機会に、長瀬アキオとユキノに過去12ヶ月で最も気に入った作品をいくつか尋ねないのは失礼に思えた。

作詞・作曲: Yukino Inamine と Akio Nagase

AKIO NAGASE

Suzumeno Tears / Kawaigaranse (HARIKUYAMAKU Remix)

日本の伝統的な民謡的要素と生音を使ったアレンジが融合されている。ハリクヤマクによるリミックスはいつもの彼のテーマである沖縄の音楽要素とはまた違った部分でエレクトロニクスと伝統が見事に融合していてネクストステージにある。

Sakaki Mango / Chawanmushi No Cumbia (Akio Nagase Masterfeel Acid Edit

オリジナルの音源は2011年。鹿児島県で歌い継がれてきた日本の庶民料理、茶碗蒸しを題材にした継承歌を親指ピアノの奏者であり、アフリカ音楽の研究家でもあるサカキマンゴーがクンビア化したユニークな作品。今年、私のリワークを加えて7インチレコードでリリースされました。

https://soundcloud.com/akio-nagase/sakaki-mangolimba-train-sound-system-masterfeel-cumbiacid-edit?in=akio-nagase/sets/original-remix

Om Unit / Acid Dub Versions III 

ACIDとDUBが完璧な融合を果たしているこのシリーズ。ヨーロッパ、いや世界のどこででも80年代後半から90年代前半にかけてレイブカルチャーの骨子が出来上がっていくその過程において、アシッドハウスやダブ、レゲエがそれらのサウンドのルーツとなったことは間違いない。OM UNITがここ数年、熱心に手がけるこのシリーズはポストレイブ期の総括という視点から見ても、極めて重要な作品だと思います。

YUKINO INAMINE

/ てぃんさぐぬ花  (Buoy / Tinsagu Nu Hana)

美しく、全てを洗い流してくれるような彼女の祈りのバイブレーションはあなたを救うと思います。癒され、解け、全てを超越したところで繋がるいのちたち。そんなわたしたちは相対する世界に存在しているけど、人間も自然も動物も神様も全部ひっくるめてひとつの地球に生きてるんだと、優しく包んでくれるそんな曲です。

DJ Koze & MAREWREW / Umaoi

私はMAREWREWの唄うアイヌのうたが、沖縄の宮古島の神唄のように聴こえる時が多々あります。日本の北と南の深い繋がりをとても感じる。それがDj kozeの紡ぐ煌びやかな音色で、一気に真っ白い情景が浮かび、恋人や家族と過ごした愛の時間が追走する。なんともロマンチックで不思議な曲だ。

Chaponasia / ブギ丸とでべそ (Bugimaru to Debeso)

CHANPON(いくつかの異なるものを自然に混ぜ合わせること) × ASIA = CHAPONASIA 米作り、酒造りをしているラッパーブギ丸から出てくるリリックは、日本の伝統と現代を祝うように融合している。それをDebesoの2人が響かせる唯一無二の世界観で、見事に新しいASIAの音を表現しているように感じる。日本の今のやばい状況に気付き、目覚めさせる一曲。私もサビのコーラスに参加している。『~♩何がどうとか気にしないけど、イマココで友達になろうよ~♩』


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