Chillaxは熊野功雄と高木健一が率いるユニットです。この二人のミュージシャンは、恐らく大絶賛され続けているハウス/テクノ・ユニット、Tokyo Black Starのメンバーとして有名だ。この3人組は、DJ /プロデューサーのAlex“ From Tokyo” Pratも含まれております。しかし、熊野は繁盛しているPHONONというサウンド・デザイン事業を営む会社を運営しております。この会社の最も目に付く製品は、優れた品質の特注ヘッドファン・レンジです。Chillaxは実は一種の秘密的なサイド・プロジェクトとして始まりました。この二人組は、このプロジェクトでアナログの電子機材やダンス・フロア指向では全くない音楽制作に対する関心を探求し、ふける事が実現出来た。我々がこの二人組が手がけた楽曲「Time And Space」」を2020年にMusic For Dreamsから発表した『音の和』に収録できないかと説得出来るまで、その成果は完全に未発表のままでした。しかし、最近Chillaxは現場で演奏する方針転換を試みており、去年高円寺に所在しているDJバー、Knockでスペシャルな「サラウンド・サウンド」のライヴを行い、先日長野の信州飯綱にあるIizuna OASIS Healing & Sound Retreatを貸し切り、イヴェントを開催しました。彼らは、12月4日に原宿の Galaxy – Gingakei で開催されるAYANE SHINO『Sakura』の発売記念を祝うイヴェントにも出演する予定です。このイヴェントの出演を控え、また過去の作品をまとめたアーカイヴ的なコンピレイションを出す噂に飛び交っている状況の中、Chillaxをインタビューする絶妙なタイミングなのかと思い、そう試みました。
翻訳支援をしてくれた日高健に感謝します。
Where are you from?
出身地を教えて下さい。
高木: 山口
熊野: 池尻大橋
現在、何方に拠点を置いていますでしょうか?
2人とも東名川崎から近くです
音楽をいつから作り始めたのでしょうか?
高校生くらいだったと思います
貴方はどの楽器を演奏できますでしょうか? 正式なトレーニングを受けていたのでしょうか?
高木: 国立音楽大学 マルチプレイヤー
熊野: 若い頃ギターを習っていました。今は何も出来ません。
シンセサイザーやエレクトロニック・ミュージックを初めて興味を持ち始めたのはいつですか?
高木: YMO
熊野: Prince
あなたが最初に所有したシンセは何でしょうか?
高木: CS-10
熊野: Prophet-600
あなたは今どんな機材をお持ちでしょうか?
高木: シンセの壁に暮らしている(熊野談)
熊野: 主にマスタリング用機材
貴方にとってのお気に入りの機材は何でしょうか?
高木: SONY TC-5550-2
熊野: MANLEY MASSIVE PASSIVE Mastering Version
Tokyo Black Starの他のメンバーとはどのように出会いましたのでしょうか?
熊野: ALEXとは90年代後半にラジオ番組で、高木とは10代後半からミュージシャン仲間
あなたとタカギさんは、いつからChillaxとして音楽を作り始めましたのでしょうか?
熊野: 10年くらい前に不眠症の熊野が自分が寝る為の音を作りたいと思い、高木を誘ってアルバムを作りました。販売する意図はなく、親しい友人数人に配りました。
二人のパートナー・シップ(役割分担)はどのように機能するのでしょうか?
熊野: 特に役割分担がある感じでもないですが、一緒に多摩川に石を拾いに行くところから始めました。
我々は『Oto No Wa』のコンピレーション用にChillaxのトラックをライセンスし、収録させて頂きました。Chillaxの音源を今後リリースする予定はありますでしょうか?
熊野: ありがとうございます。おかげさまで10年前に作ったアルバムについてALEXと相談しています。
Chillaxは以前ライブ演奏したことがありますでしょうか?
熊野: 昨年末、高円寺 Knock で初儀式を行いました。Chillaxストーンも5個販売出来ました。
IK: We held our first initiation at Knock in Koenji. We also sold 5 of our Chillax stones as well there.
あなたの会社、PHONON について詳しく教えてください。
熊野: 今季で11期目になる小さなオーディオメーカーです。最近世界で幾つかの賞を取りうれしい。
モジュラーボールについて教えてください。
熊野がマスタリングをしていた、フランスのrowtagレーベルのダミアンさんから、ソロを出さないかとのオファーがありましたが、ダンスミュージックのソロを出す事にあまり関心がなく、ALEXもいないので高木と2人で作りました。当時、高木部屋は増殖を始めたモジュラーに侵略され驚いたのでユニット名にしました。
あなたにとって、コロナ禍期間は創造的に生産性豊かな期間でしたでしょうか?
熊野: PHONONの製品を幾つも開発出来ました。
現在、新しい音楽を手がけていますでしょうか?
熊野: 先日はTokyo Black StarでRemixを、今日はライブの準備をしました。
来年の2022年には、Tokyo Black Star、Modular BallとChillax新しい音楽を我々は期待できますでしょうか?
熊野: もうすぐTokyo Black StarのRemixが発表になります。Chillaxはライブメインになりそうですが、アルバムを発表出来そうです。Modular Ballは未定です。
12月4日のギャラクシーでのイベント以外に、他の公演やパフォーマンスの予定は今後ありますでしょうか?
熊野: 11/21 長野の山奥、飯綱オアシスで第2回目の儀式を予定しています。飯綱オアシスは宮下富美夫さんが作られた施設、ヒーリングミュージックの聖地です。
AYANE SHINOのアルバム『Sakura』は、11月26日にMental Groove Recordsからリリースされる。 本作のリリース・パーティが12月4日に東京のギャラリー、Galaxy Gingakeiで開催される。 伝説的な日本のアンビエント・ミュージックの先駆者達、イノヤマランドと小久保隆(両アーティストはLight In The Atticから発表され、米グラミー賞にノミネートされた『環境音楽』に自身の楽曲が収録され、この集大成を通して、世界中にその名を知らしめた)は、Music For Dreamsから発表された日本のチルアウト・コンピレイション『音の和』のスターの一人でもあった有望な新人、Chillaxと共に、このイヴェントのラインアップを共有し、またUnknown Meのメンバーとしても知られている有名なDJ/プロデューサー、YakenoharaもDJとして参加。そして、AYANE SHINOはこのイヴェントのトリを飾る。このイヴェントのGalaxy Gingakeiでの入場は限定50名であり、11月20日(土)からLIVEMINEのサイトにてチケットが先行発売し始め、また同サイトで有料配信も行う予定だ。Lone Starクルーは本イヴェントのDJサポートをする事に光栄に思い、また本イヴェント終了後に原宿のBar Bonoboでアフター・パーティも開催決定だ。